コーポレートイベント(Direction 2009)
「Trend Micro Direction 2009」開催報告
成功する企業のための総合ITカンファレンス
仮想化、クラウドの最新動向を紹介
トレンドマイクロは2009年7月30日(木)、都内ホテルにて「Trend Micro Direction 2009」を開催しました。今回は、新しい技術の実環境での運用、企業経営におけるITマネジメント・ガバナンス、 企業内外の脅威への対抗策など、様々な観点からこれからの時代に ITを活用して企業が強く生き残るための実践的な指針となるセッションを展開しました。680名を超える参加者は、基調講演と各セッションを熱心に受講していました。
■ 基調講演
「クラウドと仮想化で変わるITとセキュリティ」
~クラウドセキュリティで会社を強くする~
満員の来場者を集めた基調講演会場で、エバはITについて、「ストレージに蓄積されたデータは、だれもが理解できる情報や知識といった形として、ネットワークを介してWebブラウザで配信されます。ITは、データを知識へと変えるプロセスなのです」と話します。
■ 基調講演
「JTBグループにおける経営改革とIT戦略について」
~総合旅行産業から交流文化産業への進化~
旅行業界を取り巻くマクロ環境の変化を皮切りに、志賀氏は、JTBグループの新たな成長戦略として「交流文化産業」というビジョンを紹介した。「旅行」を原点に、より大きな感動や活力を喚起し社会を豊かにするというビジョンの実現に向け、まず国内における交流文化ブランドの確立からグローバルを狙っています。
■ セッションレポート:A-2
「クラウドコンピューティングが、モルガン・スタンレーに意味するものとは?」
Weaver氏は、「これまで、ユーザが利用するアプリケーションは、それぞれが専用のサーバで稼働し、専用のストレージ領域を利用してきました。クラウド上ではサーバとストレージは仮想化され、アプリケーションはそれらが稼動するインフラへの依存度が少なくなります」と話します。
■ セッションレポート:A-3
「セブン-イレブンのビジネスを支える総合情報システムとは」
~ビジネス改革と事業継続に向けた取り組み~
セブン-イレブンのテーマとして、小売業は変化対応業であると考えています。顧客ニーズやパートナーとの連携はもちろん、商品開発力も含めて、外部環境の変化に柔軟に対応しなければなりません。私たちのビジネスは、店舗、配送センター、ベンダー、メーカー、本部、事務所とコンピュータセンターをつなぐ大規模な全国ネットワークが支えています。
■ セッションレポート:A-4
「グローバル競争を勝ち抜く企業戦略」
~経営者、そして戦略家として勝ち抜くために~
トレンドマイクロの社外取締役でもある竹内氏は、戦略論における競争戦略の専門家です。競争戦略では、変化する業界構造の中で、ビジネス環境と業界、ライバルを分析し、自分の立ち位置を決めるというアウトサイド・インの思想に基づき、「何をやらないか」を決め、「他社と違うことをやる」ことに企業の強みを求めます。
■ セッションレポート:B-1
「最新の脅威動向」
~データと事例から見るWebからの脅威~
ネットワークを経由した攻撃であるWebからの脅威は急増し、感染経路は多様化しています。さらに、不正プログラムを連鎖的にダウンロードさせようとする手口も巧妙化。「その背景には、ユーザにアドウェアをインストールさせたり、DDoS攻撃を成立させたりするたびに報酬を支払うアンダーグラウンド市場の確立があります」と、平原氏は語ります。
■ セッションレポート:B-2
「不況下における情報漏えいのリスクマネジメント」
~「情報漏えい」その現実を直視すること~
JNSA「2008年情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」によると、インシデント件数は1373件、漏えい情報は732万2,763名分です。「情報漏えいの原因は、誤操作、管理ミス、紛失などの企業の内部要因が8割を占めており、住所、氏名など本人を特定できる情報の組み合わせが多いのが特徴です」と語ります。
■ セッションレポート:B-3
「所有から利用へ」
~NTTコミュニケーションズはSaaS/クラウド時代にどう取り組むか~
システムは、所有する時代から利用する時代へ。高速な回線を安価に利用できるようになり、クラウドをビジネスに利用する障壁は低くなりました。一方、機密情報をインターネット経由で交換することへの抵抗感が根強いのも確かです。
■ セッションレポート:B-4
「サーバ統合とIT統制の強化」
新潟県のIT関連予算は約45億円。その中で知事部局が占める約33億円のうち、システム開発や改修に21%、システム運用に40%、システム機器整備に33%が割り振られています。システム開発や改修の予算のほとんどを、法制度の改正やOSのサポート切れに伴う改修に使われているのが現状です。
■ セッションレポート:C-1
「サッポロビール流、社内インフラの守り方」
~「Threat Management Solution」で守るネットワークの脅威~
サッポロビールでは、約4000名が利用する社内ネットワークインフラを、さまざまな脅威から守る施策の1つとして、「Trend Micro Threat Management Solution™(以下、TMS)」を採用しました。
■ パネルディスカッション:C-2
「何が必要? 仮想化時代のセキュリティ」
ヴイエムウェア(VMware)の森田氏は、まず次世代の取り組みとして「VMware vSphere 4(以下、vSphere)」を紹介しました。vSphereはサーバの統合からデータセンターの運用までを効率化するクラウドオペレーティングシステムです。ヤマハ株式会社では、IAサーバの増加に伴い、管理が煩雑になってきたことからVMwareによる仮想化を導入。
■ パネルディスカッション:C-3
「検出率はセキュリティの性能か?」
~Detection2009:現在のテスト手法の課題とは~
各社の紹介から始まったディスカッション。ラックの新井氏は「製品は持っていないがウイルス対策は重要な研究課題です」、フォティーンフォティの鵜飼氏は「パターンに依存しないウイルス対策を研究開発しています」、マイクロソフトの小野寺氏は「OSベンダーとして最適なウイルス対策を模索しています」と挨拶しました。
■ セッションレポート:C-4
「“トランスナショナルカンパニー”のITインフラ活用術」
~トレンドマイクロはいかにして知の共有をしているか~
グローバルで事業を展開する企業の中でも、グローバルでの経営効率化、各地域に適した柔軟なビジネス活動、地理に寄らない組織学習を行う企業として当社はトランスナショナルカンパニーと呼ばれています。
■ 展示会場
トレンドマイクロと技術アライアンスを組む企業による出展
「Trend Micro Direction 2009」では、トレンドマイクロと技術的なアライアンスを組む企業による展示会場が設けられました。各社が提供する先進的な製品・技術と、トレンドマイクロ製品との連携によるソリューションも紹介され、数多くの来場者でにぎわいました。
