ニュースリリース - 2004/11/01

ATM・POSなど組み込み機器向けネットワークウイルス対策Trend Micro Network VirusWall(TM) 300を発表

~組み込み機器を守る業界初のウイルス対策ソリューション~

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:スティーブ・チャン 東証一部:4704、Nasdaq:TMIC)は、ATM(現金自動預払機)やPOS(販売時点情報管理)に代表される組み込み機器をネットワークウイルスから防御する外付けハードウェア製品「Trend Micro Network VirusWall 300」(以下、Network VirusWall 300)を発表します。
本製品の今後一年間の販売目標は3万台です。

「Trend Micro Network VirusWall 300」発売の概要

 日常生活と関わりの深い飲食店や百貨店、量販店のPOSシステムはもちろん、いまや銀行やコンビニエンスストアのATMも低コストで開発効率が高いWindows Embeddedファミリの導入とインターネットを利用したオープンな環境への移行が進みつつあります。2004年に日本国内で出荷されるPOSシステムの80%以上※1がWindows搭載の機器であると見込まれており、今後は幅広い分野でより重要度の高い組み込み機器がWindowsとインターネットを利用するようになっていくことが予想されます。
 2003年にはWindowsシステムで稼動している世界各地のコンピュータが、Windowsの脆弱性を悪用するネットワークウイルス「WORM_SQLP1434」(Slammer)や「WORM_MSBLAST」によって感染の脅威にさらされました。ユーザの操作なく感染活動を実行するネットワークウイルスの攻撃対象は、一般的なパソコンだけではありません。Windowsを搭載したATMやPOSは、メンテナンスの際に接続された感染機器からネットワークウイルスが蔓延するという内部感染の危険を抱えています。実際に北米では「WORM_NACHI」によるATMの感染によりサービスが中断したという事件も報じられています。
 「Network VirusWall 300」は、このような危機に直面しているATMやPOSなどの組み込み機器をネットワークウイルスから防御することを目的に開発したハードウェア製品です。本製品を組み込み機器と外部接続用ルータなどの間に設置することで、外部ネットワークから侵入するネットワークウイルスをブロックします。また、組み込み機器のメンテナンスなどをきっかけに内部で感染した場合には、内部から外部へ出て行く攻撃パケットもブロックします。内部ネットワーク中にネットワークウイルスが蔓延しないよう感染機器を隔離し、遠隔から正常な状態に復旧することも可能です。ATMやPOSといった重要な組み込み機器をネットワークウイルスから守り、流通業や小売業、金融業等においてお客様へのサービスを最大限に継続させるためのソリューションです。

※1 富士キメラ総研「2004 情報機器マーケティング調査総覧」より

「Trend Micro Network VirusWall 300」の特徴

■製品名称: 「Trend Micro Network VirusWall 300」
■受注開始予定時期: 2004年12月下旬
■出荷開始予定時期: 2005年第一四半期
■価格: オープンプライス
■主な特徴:
●ネットワークウイルスの検出と感染機器の隔離
ネットワークウイルスパターンファイルとネットワークウイルス検索エンジンを使い、本製品を通過するネットワークウイルスを検出し、感染したコンピュータを隔離します。ウイルス解析・サポートセンター「TrendLabs(トレンドラボ)」から提供されるネットワークウイルスパターンファイルを自動的にアップデートすることで常に最新のバージョンに維持します。
●ファイアウォール機能による監視
ステートフルインスペクション※2機能を備え、通信状況を監視します。サービスに利用しない不要なポートを予め閉じておく設定が可能です。
●1台で4台の組み込み機器を防御
Network VirusWall 300には、組み込み機器接続用に4ポートが用意されています。1台の組み込み機器が感染しても感染を広げないようポート間でのウイルスパケットの遮断が可能です。

TrendMicro Control Manager for Network VirusWall 300による集中管理
Webベースの管理ソフトウェア「TrendMicro Control Manager for Network VirusWall 300」により複数の「Network VirusWall 300」を遠隔から集中管理できます。なお、以下のサービスの利用には本ソフトウェアが必要になります。

●大規模感染の予防
大規模感染予防サービスによって提供される予防ポリシーを「Network VirusWall 300」に適用できます。ファイアウォール機能により暫定的に特定のポート遮断などを行い、ネットワークウイルスパターンファイルの更新以前に防御が可能です。
●感染機器の自動復旧
感染した組み込み機器を容易に特定でき、ウイルス感染復旧サービスにより感染機器の改変されたレジストリの復旧やメモリ内の不正データの削除などを行なうことが可能です。

※2 通過するパケットのデータを読み取り、内容を判断して動的にポートを開放・閉鎖する機能。

■システム仕様
製品名
:Trend Micro Network VirusWall 300
プロセッサ:Intel IXP
メモリサイズ:RAM 64MB, Flash ROM 32MB
イーサネットポート:10/100 Base-TX × 5 ( External × 1 、 Internal × 4 )
USB ポート:2.0 × 1
電源:100-240VAC (入力)、 12V DC 1.5A (出力)
外寸:高さ 30mm ×幅 215mm ×奥行き 130mm
重量:0.72kg
スループット:最大 30Mbps

■システム概念図
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■製品写真
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なお、本発表に際して各社より以下のメッセージを頂いております。

日本ATM株式会社
常務取締役 中野 裕
日本ATM株式会社は、多数の金融機関様のATM監視業務受託を中核とした、ATM等自動機の企画、設置、運用までを総合的にサポートしてまいりました。
ATMが重要な社会的インフラと位置付けられ、今後ますますオープン環境での稼動機会が増える事を考慮すると、一般的なコンピュータ以上にネットワークウイルスによる危険性を認識する必要があります。今回の新製品「Network VirusWall 300」はお客様に「安全」を提供できる最適なソリューションになると確信しております。当社はトレンドマイクロ株式会社殿と今後とも更に連携を深め、セキュアで最適な自動機ソリューションを提供してまいります。

マイクロソフト株式会社
モバイル&エンベデッドデバイス本部 本部長 千住 和宏
マイクロソフト株式会社は、Windows Embedded製品を搭載する各種機器のセキュリティ環境を更に高めるトレンドマイクロの新製品「Network VirusWall 300」の発表を歓迎します。Windows Embedded製品群は、小さな携帯端末から大規模な産業オートメーション機器まで、多岐にわたる組み込み機器に利用されています。Network VirusWall 300がウイルスの脅威から効果的に防御する画期的製品であると評価しております。今後もトレンドマイクロとの強力なパートナーシップのもと、幅広い分野でお客様のセキュリティ向上に努めてまいります。

製品についての詳細は下記URLよりご確認いただけます。
http://www.trendmicro.com/jp/products/network-virus/nvw300/

※TRENDMICROおよびTrend Micro Control Managerはトレンドマイクロ株式会社の登録商標です。
※各社の社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。