ニュースリリース - 2000/7/11

トレンドマイクロ、大手サービスプロバイダ13社と提携インターネットアウトソーシングサービス事業本格展開

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:スティーブ・チャン)は、ウイルス対策をアウトソーシングサービス化し企業と一般ユーザ様に提供するインターネットアウトソーシングサービス事業において、まずインターネットサービスプロバイダ13社と提携し、今後ウイルスチェックをはじめとするセキュリティサービス事業を拡充することを発表いたします。

インターネットアウトソーシングサービス事業と提携の概要

 インターネットアウトソーシングサービス(IOS)事業とは、トレンドマイクロのウイルス対策製品において採用されているウイルス検知・駆除などのコンテンツフィルタリング技術を、インターネットを介してアウトソーシングサービスとして提供する事業分野です。ワールドワイドのインターネットサービスビジネス市場規模は、2003年には1兆円を越すと推定されており(Forrester Research 1999/9)、トレンドマイクロはISP、ASPなどが提供するアウトソーシングビジネスへのウイルス対策インフラ提供事業を本格化するため、サービスプロバイダとのビジネスを推進するIOS部門を2000年より発足しています。

 毎日平均6~7種類発生する新種ウイルスに対応するには、ウイルス対策製品購入後も継続的かつ定期的なワクチンプログラムの更新などの運用と管理が必要なことから、製品提供だけではなく、更新や運用・管理のプロセスまでサービス化して提供するモデルに対する潜在需要があります。さらに、広帯域通信やワイヤレス通信による常時接続が可能になった結果、新たなセキュリティの必要性が生じつつあります。

 トレンドマイクロはIOS事業において、インターネットサービスプロバイダに対し、インターネット・通信分野の生産性向上と防御のためのIP付加価値サービスを提供することを事業目的とし、インターネットのウイルス対策とコンテンツセキュリティ分野に最初に参入することにより、3年以内にこの高成長分野で50%以上の優位的なマーケットシェアを獲得することを目標としています。

IOS事業を支えるテクノロジー

 トレンドマイクロでは早期よりウイルス対策のサービスビジネス化に着眼し、技術開発やビジネスパートナー構築を進めてきました。インターネットゲートウェイ用ウイルス対策製品「InterScan VirusWall」の国内5000社以上への導入実績で蓄積した技術ノウハウに加え、「ウイルスバスター for ISP」の技術や、大規模のインターネットデータホストセンターでの利用に耐えるRAS(Reliability:信頼性、Availability:利便性、Scalability:拡張性)の特徴を備える、「InterScan Carrier Class Technology with Policy-based Management」などの技術開発を実現しています。
 さらにウイルス解析センターによる早期の情報収集・解析・ワクチン開発・提供体制、パートナー様専用のサポート窓口(Web・電話・メール)体制などを構築するなど、総合的なサービス提供体制の充実を図っています。

 企業の情報システム部門などのお客様は、ウイルス対策製品の導入・管理・運用などをアウトソーシングすることにより、TCO削減効果、効果的なITリソース活用、ウイルス被害によって生じるダウンタイム等のビジネス損失の最小限化、などの効果を見込むことができます。一方、一般ユーザ様は「ウイルスフリーメールサービス」等のサービスを受けることができます。
 ISPパートナー様は、お客様へのIP付加価値サービス提供による利益増大を見込めるほか、ウイルス対策データログ管理による月次課金などのサービスにより、既存のお客様のロイヤルティ維持、さらに新規顧客・マーケットシェアを獲得するための強力なマーケティングツールとしての活用などの利益を得ることが可能です。

パートナーについて

 トレンドマイクロでは、ISPやASP、SI(システム・インテグレータ)がアウトソーシングサービスメニューの1つとしてウイルス対策サービスを開始する際に必要となる、ウイルス対策専門技術やサポート等のトレンドマイクロのインフラサービスを活用するパートナーのネットワークを「eDoctor Global Network」と呼んでいます。
 欧米では、すでに米国西海岸地域電話会社のUSWest社や米Sprint社、英British Telecomをはじめとし、主要20社以上のISP/ASP、Internet Data Centerや、メッセージアウトソーシングプロバイダ5社などと協業の契約を締結し、順次サービス提供を開始しています。これらのサービスプロバイダと連携することにより、B2Cで8百万ユーザ、B2Bで10万ライセンスユーザ、メールボックスとしては1,800万メールボックスに対してサービス提供が可能となります。
日本国内では、PSINet社とドリーム・トレイン・インターネット社と契約を締結し、ウイルス対策サービスが4月より提供開始されています。

 このたび発表するのは、下記のサービスプロバイダパートナー13社様(五十音順)です。

  • 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)
  • 株式会社エヌ・ティ・ティ エックス(ASPサービス)
  • NTTコミュニケーションズ株式会社(OCN)
  • データ・ステーションズ株式会社(Data Stations)
  • 株式会社ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)
  • ドリームネット株式会社(DreamNet)
  • ニフティ株式会社(@nifty)
  • 日本テレコム株式会社(ODN)
  • 日本電気株式会社(BIGLOBE)
  • 日本ユニシス情報システム株式会社(U-netSURF)
  • 株式会社日立製作所
  • ピーエスアイネット株式会社(PSINet)
  • 松下電器産業株式会社(Hi-HO)

 本年第3四半期※1以降、これらのパートナー様と、ゲートウェイレベルのウイルス対策技術「InterScan」を採用した、ウイルスフリーメールサービスなどのメールや、グループウェアのウイルス対策等のサービス提供開始を順次予定しています。

 今後はさらに、各サービスプロバイダパートナーが導入しやすいライセンス形態や技術開発に注力していく一方、ISPに加え、ASPやインターネットデータセンター事業者とも提携を進め、さらにサービス内容を充実していく予定です。

以上

※1 弊社は12月期決算です。
※TRENDMICRO、INTERSCAN VIRUSWALL、eDoctorは、トレンドマイクロ株式会社の登録商標です。
※各社の社名及び製品名は、各社の商標又は登録商標です。