ニュースリリース - 2009/2/24

トレンドマイクロ、情報セキュリティ意識調査結果を発表 新社会人と社会人の情報セキュリティの意識・スキルの違いが明らかに

~学生から社会人になるタイミングが鍵~

 トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704)は新社会人(2009年4月1日に就職予定の20歳以上 310名)と社会人(20歳以上の正社員 721名)を対象に「情報セキュリティ意識」に関するアンケート調査を、2009年2月9日(月)から2月10日(火)にかけて、インターネットを通じて実施しました(有効回答数:1,031名)。

 本調査結果によると、2009年4月入社予定の新社会人は、すでに就業している社会人に比べて、情報セキュリティ意識が低いと自覚しており、就職を機に意識を向上したいとする意欲的な姿が明らかになりました。特に、セキュリティパッチの適用やセキュリティソフトのパターンファイルの更新といったセキュリティの基本対策への配慮について、新社会人と社会人の有意差がありました。さらに、社会人および新社会人の7割以上が、自らが情報セキュリティ・トラブルを起こす可能性があると回答したことから、新年度を迎えるにあたり、新社員の教育に加え、現社員にも改めてセキュリティ教育が必要であることが浮き彫りになりました。
調査の詳細は以下の通りです。

●社会人になるタイミングが情報セキュリティ向上の鍵を握る

 新社会人の9割以上(96.5%)が「就職を機に情報セキュリティ意識・スキルを高めたい」と思っていることがわかりました(図1)。回答者である新社会人のなかで、自身の情報セキュリティ意識・スキルが「社会人として通用する」と思っている人は13.9%しかなく、残りの56.4%は「通用するかどうか不安」、27.4%は「通用しない」と思っていました(図2)。情報セキュリティ意識を高めたい理由を聞いたところ、最も多かったのが「お客様に迷惑をかけるから」で73.9%が「強く思う」、25.1%が「やや思う」と回答しました。これに「人事評価が下がるなど処分を受けるから」「社会人としてのマナーだから」といった理由が続きました(図3)。
 こうした理由から、新社会人のほとんどが「就職を機に情報セキュリティ意識・スキルを高めたい」と思っているようです。新社会人を受け入れる会社側にとっても、新入社員の意識が高い就職直後のタイミングに、情報セキュリティ意識・スキルを高めることが重要であるようです。

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●セキュリティの基本対策への配慮が足りない新社会人

 情報セキュリティ対策として気を配っている内容を新社会人と社会人の両方に聞いたところ、新社会人は社会人に比べて情報セキュリティの基本対策の実施への配慮が足りないことが分かりました。セキュリティの基本対策である「セキュリティソフトのパターンファイル(定義ファイル)を常に最新な状態にする」では、社会人の70.3%が「非常に気を配っている」または「やや気を配っている」と回答したのに対して、新社会人は57.1%と社会人より13.2ポイント下回りました。
同様に「OS(Windowsなど)の修正ファイル(パッチ)を頻繁に適用する」については、社会人の57.5%が気を配っていたのに対し、新社会人は35.8%と21.7ポイント下回りました(図4)。

図4●情報セキュリティ対策で気を配っていること
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●社会人、新社会人共に7割以上が情報セキュリティ・トラブルを起こす可能性があると回答

社会人は73.1%、新社会人は72.3%と共に約7割が、自らが情報セキュリティ・トラブル(ウイルス感染など)を引き起こす可能性があると思っていることが明らかになりました。しかし、回答の内訳を見るとトラブルを起こすと考えている理由は異なります。社会人は「十分な対策をしているが、場合によってはトラブルを引き起こす可能性がある」が最も多く45.4%(新社会人は29.0%)、新社会人の回答で最も多かったのは、自分の対策が「十分な対策かどうか分からないため、トラブルを引き起こす可能性がある」が34.6%(社会人は23.4%)でした(図5)。企業においては、新社会人の情報セキュリティ教育に加え、現社員に対しても改めて情報セキュリティ教育を実施する必要性があるといえます。

図5●情報セキュリティ・トラブルを引き起こす可能性があるかどうか
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●理系の学部/学科を専攻している新社会人の方が情報セキュリティ意識が高い

 専攻によって情報セキュリティ意識に違いが見られるかについて調べた結果、理系の学部/学科を専攻している新社会人は情報セキュリティ意識が高い傾向にあることが読み取れました。新社会人を文系(165名)と理系(145名)で比較したところ、「セキュリティソフトのパターンファイルを常に最新な状態にする」という項目に対して「非常に気を配っている」と回答した文系の学部/学科を専攻している新社会人は19.4%に対し、理系は38.0%でした。また、「OS(Windowsなど)の修正ファイル(パッチ)を頻繁に適用する」項目に対して「全く気を配っていない/よくわからない」と答えた文系の学部/学科を専攻している新社会人は46.0%だったのに比べ、理系は31.1%でした(図6)。

図6●新社会人の理系/文系別、情報セキュリティ対策で気を配っていること
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 トレンドマイクロではこの調査を踏まえ、新社会人および社会人の情報セキュリティの意識・スキル向上に役立つよう、最新の脅威動向情報の提供に加え、その脅威に対抗できる製品・サービスの提供を行ってまいります。

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