もっかの問題は、未知のウイルス、情報漏えい対策

Trend Micro DIRECTION 2008 レポート

 

Trend Micro NEWS LETTER DIRECTION Vol.11

「セキュリティ対策の新たな第一歩」

トレンドマイクロ株式会社 代表取締役社長 CEO エバ・チェンによる基調講演で開幕した「Trend Micro DIRECTION 2008」。そのコンセプトは「Cloud-Client:ハイブリッド・セキュリティソリューション」と、新たなセキュリティ対策の到来を示すものでした。

DIRECTION 2008開催に際して、IPA独立行政法人 情報処理推進機構 セキュリティセンター センター長 山田 安秀(やまだ やすひで)様から寄せられたビデオメッセージにもあるように、従来のパターンファイルによるパターンマッチングと呼ばれる方式では、現状の不正プログラムを中心とした攻撃には対応が難しくなってきているのが現状。
この問題を解決すべく、11月13日基調講演に参加した500名弱の参加者が目にした、Could-Client:ハイブリッド・セキュリティ。これを実現するのが、「Trend Micro Smart Protection Network」です。

Trend Micro Smart Protection Networkは、次世代のコンテンツセキュリティ技術基盤で、近年お客さまを脅かす、ターゲット攻撃、連続攻撃によるWebからの脅威からお客さまの環境を保護するために設計されています。インターネットベースの「In the cloud」技術を、小さく軽量のクライアントと組み合わせて、家庭でも、会社のネットワーク内でも、移動中でも、どこからどのようにe-mailや、Webといったインターネット上のリソースに接続しても、最新の保護機能がお客さまの環境を守ります。この技術こそが、世の中で複雑化している脅威に対し、よりスマートになったセキュリティソリューションなのです。
基調講演では、トレンドマイクロのCTO マルウェア担当であるレイモンド・ゲネスからも、Trend Micro Smart Protection Networkの詳細や、それを実現するインフラの紹介が行われ、参加者の注目を集めていました。

それでは来場されたお客さまがどのようなところに関心をもたれていたのか、どのようなソリューションに注目されていたかを紹介していきたいと思います。

 

お客さまの関心は、見えない脅威

午前中の基調講演が終了すると、次はランチセッションを含む24ものブレイクアウトセッションです。ここでもっとも関心を集めたのが、以前こちらのコラムでも紹介し、「対策しても無くならない感染被害、根本的な対処方法を教えます!」と題した、「Trend Micro Threat Management Solution」の紹介です。ほぼ満席の会場では、従来のパターンマッチングでは見つけきれない、見えない脅威、潜在的な脅威に対して、振舞い検知によって疑わしい挙動を検知、分析し、最終的には根本原因の解析とクリーンナップを行う、Trend Micro Threat Management Solutionの紹介に、受講者が耳を傾けていました。

目下の急務は情報漏えい対策

協賛社によるセッションも含め、次にお客さまの興味が高かったのは、やはり情報漏えい対策。デバイス制御のような厳格な対策に比較して、外部に流出してはいけないデータにたいしてのみ、柔軟に対応が可能な、「フィンガープリント」を使用した情報漏えい対策には、高い関心が集まりました。
このフィンガープリントを採用した「Trend Micro LeakProof」では、機密とされた情報についてのみ、そのフィンガープリントを取得、管理することで、機密情報以外は自由に送信、外部記憶媒体に保管、持ち出しが可能なため、日常の業務効率を低下させることなく、効果的な情報漏えい対策が可能なことが、来場者の方の関心を引いたようです。

まだまだ基本はエンドポイントのセキュリティ

斬新なソリューション、または現在トレンドになっている対策にお客さまが興味をもたれることは、当然のこととも思えますが、その中でひそかにお客さまの悩みが垣間見えたセッションがありました。エンドポイントのセキュリティの強化、強化に当たっての最新版への移行を目的とした、エンジニア向けのセッションです。
おかげさまで多くのお客さまにご利用いただいているトレンドマイクロのウイルスバスター コーポレートエディションラインナップですが、すでに前述のTrend Micro Smart Protection Networkの機能の一部であるWebレピュテーションサービスが利用可能なこともあり、現状問題となっている「Webからの脅威」、不正プログラムによる「情報漏えい」にも対応が可能です。そのような背景から、新バージョンを紹介したセッション、新バージョンへ移行するためのポイントをご説明したセッションには多くのお客さまにご来場いただきました。

これからが導入の本格化?スパムメール対策、URLフィルタリング

インターネットがごく普通に利用されるようになり、また回線の速度向上、価格低下を受け、再度企業でのインターネットアクセスが問題視されているためか、URLフィルリングの活用に関するセッションへの参加も多く見られました。
Webセキュリティのセッションでも取り上げた、このURLフィルタリングへの関心。これには、インターネットアクセスに端を発する、「Webからの脅威」も拍車をかけていると思われますが、基本的には、業務に不要なサイトへのアクセスを防止する、「アクセス管理」の観点が強いようです。

さらに、国内でも問題視されるようになって久しく、また近年ではフィッシング詐欺などの悪質な犯罪の入り口として企業の方の対応も厳しくなっているスパムメール対策ですが、今回のTrend Micro DIRECTION 2008でも高い関心を集めました。特にエンジニア向けの製品選定、導入、運用に焦点を置いたセッションへの来場者が多く、SaaS型でのサービス提供を行う「InterScan Messaging Hosted Security」を含め、本格的な導入、運用については、これからというお客さまも多いのではないかとの印象を受けたのが、スパムメール対策です。

 

多彩なツールも紹介:展示コーナー

コーヒーブレイク時には多くのお客さまでにぎわった展示コーナー。こちらでは、いくつかのユニークなツールについてご紹介させていただきました。

  • 貴方の会社のセキュリティ対策状況を本格診断:Trend Micro Security Pro

プロフィールを入力いただき、48の質問に回答いただくだけで、貴社の「情報セキュリティ」における問題発見や状況把握にご利用いただける診断システムです。

http://www.tm-secureweb.jp/

  • セキュリティ対策解決ナビ

課題→ニーズ→対策:簡単なステップで、最適な解決策をご紹介。アイコンをクリックするだけで、お客さまに合った製品をご提案します。

http://www.trendmicro.co.jp/solution-navigator/

常に革新的なトレンドマイクロは、いつも貴方のおそばに

基調講演時に当社代表取締役社長(CEO) エバ・チェンよりご紹介させていただきましたが、今回ご紹介させていただきましたTrend Micro Smart Protection Networkの技術は、すでに当社製品に組み込まれ、日本でもお客さまの環境をお守りしています。今後来年以降も、様々な製品に実装されてまいりますので、ぜひご期待ください。