株式会社JSP

(2006.1.19掲載)

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クライアントとゲートウェイでのウイルス対策によって被害はほぼ皆無となった

JSPは、ウイルスによって全社的にクライアントがダウンしたり、メールサーバを停止せねばならなくなるほどの被害を受けたことから、ウイルスバスター コーポレートエディションやServerProtect、InterScan VirusWallを中心とするセキュリティ対策を講じた。対策後、被害はほぼ皆無となり、合併などをきっかけとしたネットワーク更新によりさらなるセキュリティ向上に取り組むことができるようになった。

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導入背景

「全社でほぼ全滅というウイルス被害。メールサーバを止めることになるなどその影響の大きさに真っ青になりました」

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株式会社JSPは、「高機能発泡樹脂で世界をリード」というキャッチフレーズで、様々な樹脂製品を開発している。同社の製品は、各種梱包材、住宅用断熱材、自動車用衝撃緩衝材など、生活のあらゆるシーンに幅広く関わっている。 2003年には、三菱化学フォームプラスチック株式会社(以下、MFP)と合併し、その事業範囲を拡大させている。JSPは国内外の各地に多数の製造拠点を持ち、本社と各拠点間を結ぶ業務ネットワークも、MFPとの合併をきっかけとして回線やネットワーク機器を更新、回線はフレームリレーからIP-VPN に切り替えた。

JSPにおけるウイルス対策の取り組みは、数年前のウイルス被害からの反省だった。 JSP 経営管理本部 情報システムグループ 鵜野和浩氏は、その経緯を次のように説明する。「数年前、社内でウイルスの大規模感染が発生しました。データを損失したのは2~3台程度でしたが、ウイルスの影響でほとんどのクライアントが異常終了する状態になってしまいました。しかも、ウイルスメールを大量に送信したため、取引先などからクレームを受けたのです。大急ぎでメールサーバを止めましたが、復旧には3日間くらいかかりました。また、鹿沼市の工場では持ち込んだフロッピーディスクを介してウイルスが侵入し、サーバまで被害を受けたケースもありました」

鵜野氏ら情報システムグループは10名のグループだ。この人数で、基幹系から情報系まで全てのサーバと、25もの拠点に数百台のクライアントが分散するネットワーク環境を管理している。鵜野氏は、こうした被害を未然に防ぐため、システムインテグレータに相談を持ちかけた。

 

選定ポイント

「豊富な実績としっかりした国内拠点で特に迷わずトレンドマイクロを採用しました。実績は社内での説得力にもなります」

システムインテグレータがJSPにウイルス対策として提案したのは、トレンドマイクロのウイルスバスターコーポレートエディション(以下、ウイルスバスター Corp.)とServerProtect、そしてInterScan VirusWallを組み合わせた、複数レイヤでのウイルス対策ソリューションだった。「他社製品も比較は行いましたが、トレンドマイクロは豊富な実績がありますし、国内拠点がしっかりしているので、迷わず採用することにしました。実績の多さは社内での説得力にもつながりますから、システム担当としてはありがたいですね」と鵜野氏は言う。

また、メールサーバが踏み台にされるのを防ぐため、ファイアウォール内外に設置する、といった対策もこの提案に盛り込まれていた。それぞれの通信相手を限定することで不正なメールの中継を受けずに済むようになり、両方のメールサーバにそれぞれInterScan VirusWallを導入することで送受信ともにファイアウォール以前の段階でウイルスを排除できるようになる。

JSP社内ネットワークでのウイルス対策概念図

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運用状況

「持ち込みFDでのウイルス検出も管理コンソールにポップアップされすぐ確認することができます」

トレンドマイクロ製品によるウイルス対策の結果、ウイルス被害はほぼ皆無になった。「InterScanでは、1日あたり200件程度のウイルスが検出されていますが、これらは全てブロックされたものです。先日は、ウイルスの入ったフロッピーディスクをうっかり使おうとした社員がいましたが、ウイルスバスター Corp.のおかげでPCへの感染は未然に防ぐことができました。また、管理コンソールにも検出のアラートが出たため、すぐユーザーに電話をかけてそのディスクを捨てさせることができました」(鵜野氏)

InterScan VirusWallは、2004年にInterScan Messaging Security Suiteへとアップグレードされている。「ウイルス対策だけでなく、メールのフィルタリングも行っていますから、基本的にはInterScan Messaging Security Suiteの全ての機能を活用しています」と鵜野氏は言う。なお、MFPもJSPとの合併前からウイルスバスターを利用していたため、合併の際にもライセンスを継承することができた。「MFPは親会社である三菱化学のシステムを利用しており、合併の際には、JSP側のネットワークにMFP側のネットワークを増設する形にしました。 MFP側には古いクライアントが残っていたため、クライアントを全て入れ替え、ウイルスバスター Corp.も新たにインストールし直しています」(鵜野氏)

将来展望

「より安全に使えるようにするためさらなるセキュリティ向上に取り組んでいきます」

合併後、本社のネットワーク構成も大きく変わった。 その設計は鵜野氏が担当した。「基本的なポリシーは、社内ユーザーに安心して使ってもらえるようにすることでした。『安全だから、恐れることなく使い込んでほしい』というのがメッセージです。海外の関連会社とは、つい先日、当社から海外に出向している社員のためにSSL-VPNを導入し、海外からでもイントラネットに安全に入れるようにしました。 今後は国内でも、長期出張者にはSSL-VPNの利用を認めていく方針です」(鵜野氏)

さらなるセキュリティ向上を目指し、JSPではhttpウイルス対策も検討中だと鵜野氏は言う。「現状、httpウイルスへの対策としてはファイアウォールが頼りなので、少々不安があります。 httpウイルスに関しては、InterScan Web Security Suiteが最有力候補だと思っていますし、InterScan Messaging Security Suiteと合わせてInterScan VirusWall Enterprise Editionとすることで統合管理が可能になるという点も期待できますので、来年度の予算で導入していく方向で検討を進めています」

また、鵜野氏は今後、社内ユーザーをターゲットとした迷惑メールにも対策をしていきたいとしている。「社員は、迷惑メールが届くと自分の行動に不安を持つような傾向があります。つまり、迷惑メールを送られるような信用できないサイトを見ていたのだろうかと考えてしまう。まだ今のところ、こういった迷惑メールに対して効果的な対策はないようですが、何とか対策を講じたいと思っています」(鵜野氏)

BIZ FOCUS

出向者や長期出張者をインターネット上の脅威から守るにはウイルスバスター Corp. アドバンスドのエンタープライズ クライアント ファイアウォールが効果的

JSPは数多くの拠点があり、関係会社や取引先も全国各地、世界各国にある。 そのため、出向者や長期出張者も多い。これら、オフィスを離れる期間が長い社員に関しては、ウイルスバスター Corp.の管理が行き届きにくいという課題がある。また、外からSSL-VPNでイントラネットに接続できるようになったが、そのためには、まずインターネットへの接続が不可欠だ。鵜野氏の管理が行き届いた社内ネットワークとは違い、インターネット上、特に海外のインターネットではウイルスなどの脅威も多い。中でも、OSのセキュリティホールを攻撃してくるネットワークウイルスには注意が必要だ。 ウイルスバスター Corp. アドバンスは、そういった攻撃からクライアントを守るためのエンタープライズ クライアント ファイアウォールが搭載されている。また、サーバのウイルス対策に関しても、ウイルスバスター Corp. アドバンスをClient/Server Suiteとして導入することで一元管理が可能になるため、管理の負担をさらに軽減できるようになる。

導入企業プロフィール

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会社名

株式会社JSP

 

設立

1962年1月

本社

東京都千代田区丸の内3丁目4番2号

代表

代表取締役社長 井上六郎

資本金

97億8200万円(2005年3月31日現在)

従業員数

747人(単独)

事業

高度な発泡樹脂技術をベースに、食品容器や梱包材、建築・土木資材、自動車の部材など幅広い製品を製造。

URL

http://www.co-jsp.co.jp/