オリンパス株式会社

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「Webからの脅威」に対する新たな対策やスパイウェア対策機能の強化がセキュリティ向上に寄与すると期待。

オリンパスは、これまでウイルスバスターコーポレートエディションをはじめトレンドマイクロ製品によるウイルス対策を充実させてきた。そして、近年になって急増してきたスパイウェアを含む「Webからの脅威」に対しても効果的な対策を実施すべく、ウイルスバスターコーポレートエディション8.0を試用した。Webレピュテーション技術の新規搭載やスパイウェア対策機能の強化について、セキュリティ向上の手応えを得たほか、設定の柔軟性向上などについても高く評価している。

背景

「HTTPプロトコルでバージョンアップするウイルスなどが増え、駆除が難しくなってきたと感じています」

デジタルカメラに代表される映像事業、世界シェア約7割の消化器内視鏡をはじめとする医療事業、ライフサイエンス事業、産業関連事業など、高度な光学技術と最新のデジタル技術の融合(Opto-Digital Technology)を技術基盤として事業を進めているオリンパス株式会社。社会と融合し新しい価値を創造する「Social IN」というスローガンのもと、最近では財団法人日本対がん協会後援で「"BraveCircle" 大腸がん撲滅キャンペーン」を推進するなど、社会への貢献も視野に入れて事業を展開している。
同社がウイルス対策の必要性を感じ始めたのは10 年ほど前のことだという。
IT 統括本部 IT基盤技術部 運用基盤グループの高畠克壽氏は、「この頃から、企業のIT 環境の中でウイルスの脅威が増大し始めました。そこで当社でも、まずクライアントでのウイルス対策に取り組むこととしたのです」と語っている。
当時、市場に出回っていたウイルス対策ソフトの中から比較検討を行い、トレンドマイクロ製品を導入した。
「目的に見合った機能を持っていることやサポート対象OSの幅広さ、費用面や運用しやすさといった面で評価しました。トレンドマイクロは日本でのサポート体制も充実していますし、無償・有償サポートの内容も他社より良いという印象がありますね」(高畠氏)
こうして同社では1999 年のクライアント対策製品の導入を皮切りに、サーバなどの保護にも着手していった。現在では、国内のグループ全体、約40 拠点にある1万3000台あまりのクライアントと数百台のサーバを保護、Trend Micro Control Managerでそれらを集中的に管理している。これらウイルス対策製品の管理を担当するのは、高畠氏ともう1名。実際にPCの操作が必要となる場合では現場の社員に協力してもらうこともあるが、平常時は基本的に社員2 名だけで運用している。また、InterScan for Dominoも利用しており、こちらはDominoサーバの管理者が管理している。
「Trend Micro Control Managerを含め、トレンドマイクロ製品は以前からずっと集中管理しやすく作られていて助かります。また、トレンドマイクロはサポートのレスポンスも良く、特に有償サポートの部分ではSLAをきっちり守ってくれるので有難いですね」(高畠氏)
このように高度なウイルス対策環境を整備してきたオリンパスにとって、近年になって新たに台頭してきたスパイウェアを含む「Webからの脅威」が、今後の新たな対策を迫るものとなっていた。
「ウイルスは、ファイル単位からマクロ、メール添付ファイル、さらにワームへと進化してきましたが、最近のウイルスはHTTPプロトコルでバージョンアップを行うものが増えていると聞いています。我々の社内でも、スパイウェアが検出されたり、ブラウザのキャッシュからウイルスが検出されたりするケースがあり、駆除が難しくなってきたと感じています。完全に駆除できない場合はPCを初期化する以外に手はありません」と高畠氏は懸念を表している。

 


評価ポイント

「Web レピュテーション技術にはとても期待しています。段階を踏んで、必要に応じた導入を考えています」

高畠氏らが直面しているようなWebからの脅威に対する、トレンドマイクロの新たなアプローチが「Webレピュテーション技術」だ。Webレピュテーション技術は、クライアントがWebサイトへアクセスしようとする際に、トレンドマイクロのサーバにある接続先サイトのレピュテーション(評価情報)を参照し、接続を制御する。例えばウイルス配布サイトなど、危険度が高いと評価されたサイトに対しては接続を拒否することができるのだ。接続させないことで、HTTPプロトコルを通じて侵入するウイルスを防ぐことが可能となる。
このWebレピュテーション技術ならばドメイン評価で接続を制御するから、スパイウェアやマルウェアによる、HTTPプロトコルを使った通信を止めることも可能だ。この点について高畠氏はこう評価している。
「社内ではファイアウォールをはじめ何重ものフィルターがありますが、外出先ではそうもいきません。モバイルPCを単体で使用するときなどには、このWebレピュテーション技術の効果が期待できるでしょう」
さらに高畠氏はこの技術に大きな関心を示し、ウイルスバスター コーポレートエディション 8.0(以下、ウイルスバスターCorp. 8.0)の社内テストを敢行した。
「企業活動がグローバルになるにつれ、新たな脅威への対策が急務になリます。先を見据えてウイルスバスター Corp. 8.0の試験を社内で実施しました」(高畠氏)

 



試用結果

「Web レピュテーション技術には期待が持てます。他の機能も細かな部分で柔軟性が向上しており、すぐにでも使いこなせそうです」

「ウイルスバスター Corp. 8.0では、やはりWebレピュテーション技術が大きな存在ですね。現段階における運用面では、当社のポリシーに対応しきれない部分もありますが、この技術自体には大きな期待が持てます。一方、他の部分は基本的に以前のバージョンの改良といった印象で、すぐにでも使いこなせそうです」と、高畠氏は試用した感想を語っている。またスパイウェア対策についても設定の改善点を確認できた。
「エンジンも強化されていますし、実際の設定画面を触ってみても以前のバージョンより細かく、柔軟な設定ができるようになっていますね」(高畠氏)
今回のテストを通じて、次のような指摘もあった。
「今回のテストは小規模な構成でしたので、Webレピュテーション機能が接続先サイトを参照するスピードを意識することはありませんでしたが、実際に運用するとなると同時接続時のトラフィックなどが気になります。しかしキャッシュに履歴を残すことで接続スピードを上げることができる仕組みがあるようですから、これを今後さらにブラッシュアップすることで効果が上がると期待しています」(高畠氏)

 


今後の期待

「セキュリティはOS に匹敵する重要な存在。安定性はもちろん、集中管理と柔軟性の両立という、一見すると相反する条件を満たさねばなりません」

「当社の事業に関して言えば、デジタルカメラも医療機器も、どの分野でも競合が増えて厳しい状況にあります。私たちは、それに勝つためのIT基盤を社内に展開していかなければなりません。ITインフラに求められるのは、変化に対する柔軟かつ迅速・瞬敏な対応です。また、コンプライアンスや、信頼性・安全性といったものもITインフラに求められています。オリンパス製品をご購入頂く方の信頼を保ち続けなければならないからです」と語る高畠氏。オリンパスは、そのITインフラにおいて、セキュリティという要素も大きな存在として位置付けています。
「ITインフラの中で、今やセキュリティはOSに匹敵する重要な存在。安定性はもちろん、集中管理と柔軟性の両立という、一見すると相反する条件を満たさねばなりません。そこに、トレンドマイクロへの期待がかかっています。トレンドマイクロには、すでにサポートでもいろいろと世話になっていますが、今後は、例えば運用面の支援など、現場での課題を解決する『ソリューション』に近い形でサービスを提供してほしいですね」(高畠氏)

 


BIZ FOCUS

Webレピュテーション技術が台頭するWebからの脅威に対し新たな手法で有効な手段を提供

ウイルスバスター Corp.8.0の「Webレピュテーション技術」はクライアントからのHTTPアクセスすべてに適用されるため、従業員がWebブラウザを使ってWebを参照する場合だけでなく、スパイウェアやウイルスがHTTPアクセスを行う場合でも同じように動作し、接続の制御を行うことができる。結果としてフィッシングやファーミング被害の予防と同時に、不正プログラムによる情報の漏えい防止に有効だ。また各クライアント上で動作するため、社外に持ち出されたモバイル環境でも利用可能となる。
Webレピュテーションサービスサーバには全世界約3億以上のトップレベルドメインに関する情報が登録されている。また2007年5月現在、1日に20 億以上のアクセスに対して98%のヒット率を誇っており、様々な基準でドメインの安全性を評価している。

 


導入企業プロフィール

Olympus 06

会 社 名:オリンパス株式会社
本  社:東京都新宿区西新宿2丁目3番1号
代  表:代表取締役社長 菊川剛
従業員数:単体2,536人、連結32,958人 (2007年3月末現在)
事業内容:精密機械器具の製造販売
概 要:高度な光学技術と最新のデジタル技術を技術基盤とし、医療・健康、映像・情報、工業関連の機器等を製造・販売。
URL:http://www.olympus.co.jp/

 


印刷用資料

オリンパス株式会社

オリンパス株式会社_CORP導入事例PDF(2ページ、728KB)

 

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