リコーテクノシステムズ株式会社
「体験版を試用して、使い勝手に満足しました。」多種多様な取引先にもホワイトリストで対応し、規制解除申請への対応も格段にスピードアップ
導入背景
最大の目的はトラフィックの抑制
不要トラフィックを抑えて帯域を有効活用
コピー機などのリコー製品の保守、ネットワークシステムやセキュリティ、ドキュメント管理など、ITシステム全般に関するソリューションからサポートまで、幅広いサービスを提供しているリコーテクノシステムズ株式会社。
IT に関するサービスが業務の中心となる同社では、もちろん社内におけるインターネットの利用頻度も非常に高く、まさに業務に必要不可欠なツールとなっている。そうした状況の中、インターネットに接続する回線リソースを効率的に活用するために同社が選んだのが、InterScan WebManagerによるWebコンテンツフィルタリングという方法である。
導入に至った経緯について、IT/S推進室ITインフラグループアシスタントマネージャーの福丸竜朗氏は次のように語る。「弊社では、本社、支社、サービスステーションなどすべてを含めると約260か所の拠点があります。これをフレームリレーでつなぎ、インターネットにも接続できるようにしていたのですが、いかんせん、帯域が非常に狭いという現実がありました。そこで、Webコンテンツフィルタリングによって業務に不要と思われるトラフィックを極力排除することで、帯域をできるだけ有効に活用することを考えたのです」
実際に統計を取ってみたところ、当時のトラフィックに、業務に関係ないと思われるものがかなりあったという。「不要トラフィックの抑制ももちろんですが、これだけ私的な利用があると業務効率にも当然、影響があります。生産性の低下を防ぐためにも必要であったと言えるでしょう」と福丸氏は続ける。
導入決定のポイント
体験版を試用しての使い勝手に満足
データベースのメンテナンスにも安心感があった
「実はフィルタリング製品自体は、他社製のものを1999年に導入しました」と福丸氏。「しかし、アクセスが増加するにしたがって、サーバが頻繁にダウンするようになってしまいました。フィルタリング製品そのものというよりも、プラットフォームとしていたWindowsに対する負荷に問題があったようです。そこで、UNIXベースで稼働するフィルタリング製品に乗り換えようと考えたのです」
乗り換える製品としてトレンドマイクロのInterScan WebManagerを選択した理由について、福丸氏はこう説明する。「ウイルスバスターコーポレートエディションを利用していたこともあり、まずは体験版を試用してみようと思いました。Linux上で稼働させ、2002年の8月から9月にかけて検証。負荷が抑えられ、動作にもまったく問題ありませんでした」
さらに、実際に試用してみての使い勝手やデータベースについても評価する福丸氏。「ユーザインタフェースがそれまでとあまり変わらなかったので、戸惑わずに使えたのも良かったと思います。データベースのメンテナンスも専門の会社が行うので安心ですしね。結局、そのままライセンスキーのみを購入し、10月から運用を開始することになりました」
運用状況
多種多様な取引先にもホワイトリストで対応
規制解除申請への対応も格段にスピードアップ
同社におけるInterScan WebManagerの運用状況について、福丸氏はこう語る。「弊社のお客様は実に多種多様です。業種業態はもちろん、規模もさまざま。たとえばコピー機などは、大手や中小企業はもちろん、SOHOレベルでもサポートが必要になってきます。もちろん、ITを業務に活用する企業はすべて弊社の取引先となり得るのです」
その取引先対象の広さから、とくに反社会的であったり業務には関係ないと思われるもの以外は、あまり規制はかけていない。「それでも規制に引っかかってしまう場合は、Lotus Notesを通じて解除申請をしてもらいます。実際にこれまで、宗教や競輪、パチンコなどに関連したWebサイトの解除申請が上げられたことがあります。こうした場合、その申請を管理者側で判断し、ホワイトリストに登録することで対応しています」
その規制解除について、「以前の製品では、そのたびに再起動する必要があり、業務終了後にしか規制解除の申請に対応できませんでした。InterScan WebManagerは稼働状態のままでホワイトリストの登録や更新が行えるので、対応の素早さでも格段に向上しましたね」と福丸氏は説明する。
また、トラフィックの抑制は想定通り。かなりの不要トラフィックを抑えられたと福丸氏は言う。「コンセンサス確保の意味もあって全社的に告知していますが、そのことによる抑止効果もあるのではないでしょうか」
将来展望
社員への啓蒙にログ分析とレポートを活用
さらに販社としても多くのメリットを提供していきたい
今後はさらに、InterScan WebManagerに標準添付のログ分析ツール「LogLyzer」(ログライザー)も活用していきたいという福丸氏。「ログ自体はすでに活用しており、たとえば各支社のシステム管理者にその支社分のログを渡すこともあります。私的利用が目に余る社員に対して、場合によっては注意を促すなど、現場で活用されています。しかし、ログを直接見るだけでなく、今後はツールによるレポートも活用したいですね。レポート結果を社員向けの啓蒙に利用するなど、分析以外にも効果が見込めます」
InterScan WebManagerのLDAP管理画面
さらに、同社はInterScan WebManagerを商品として扱う販社でもあり、その点について「箱形のアプライアンス製品に比べれば確かに手間はかかりますが、逆に手間がかかるからこそ腕の見せ所だとも言えます。コンサルティングやサポート、実際に弊社で運用して培ったノウハウなど、お客様に提供できるメリットはたくさんありますから」と、InterScan WebManagerの販売にも意欲的な面を見せてくれた。
注目!こんな活用をしています
企業としての信頼感にもつながるメールの記録
Webメールの規制にInterScan WebManagerを活用する
リコーテクノシステムズ株式会社における活用方法の特徴として、 Webメールの規制にInterScan WebManagerを用いていることが挙げられるだろう。Webメールは通常のメールと異なり、HTTP経由でWebブラウザのみで利用できるメールシステムだ。Webブラウザさえ使えればどこでもメールがチェックできる上に、無料で利用できるサービスも多いというメリットがある。その一方で、社内における私的利用に使われたり、ウイルスの感染ルートになりやすかったりするという問題も発生している。
リコーグループでは、グループ全体のポリシーとしてWebメールの利用を規制している。「私的利用やウイルスの問題もありますが、企業内から発信されたり受信したメールのすべてを正式な記録として保存するため、というのが一番の目的です。そのためには、データが弊社と関係のない外部のサーバに保存される Webメールを規制しなければならないのです」と福丸氏。
同社ではInterScan WebManagerによって、このWebメールの規制を実現している。「しかし、すべてのWebメール利用を完全に規制してしまうわけにもいかないのが実情です。
便利なWebメールサービスも、使い方によっては大きな脅威に・・・
弊社のようなIT分野の業務では、サポートにメールを利用するのは当然のこと。そして、弊社がユーザとしてメーカーのサポートに相談することもありますが、その際に先方の指定したWebメールでないとサポートを受けられないケースもあります。こうした場合にもInterScan WebManagerならば、該当する特定のWebメールサービスのみをホワイトリストに登録して、柔軟に対処することができるのです」
リコーテクノシステムズ株式会社の導入製品詳細
導入企業プロフィール
商号
リコーテクノシステムズ株式会社
(英文 RICOH TECHNOSYSTEMS CO.,LTD.)
設立
1977年10月1日
本社
東京都台東区浅草橋5丁目20番8号 CSタワー
代表
代表取締役社長 川村 收
資本金
21億円(株式会社リコー100%出資)
事業
オフィスシステムの企画・構築から運用・保守まで、お客様の視点できめ細かなソリューション、サポート&サービスを提供
事業所
本社・支社・サービスステーションなど、全国約434拠点



