株式会社さくらケーシーエス
多彩な顧客ニーズにワンストップで応える
「さくらUTOPIAクラウド」のラインアップとして
SaaS型セキュリティサービスを追加
クラウドの普及に伴いSaaS型セキュリティのニーズが増大
1969年の創業以来、企業の情報化を支援してきたさくらケーシーエス。基幹システム構築、BCPコンサルティング、セキュリティ対策や運用・保守サポートまでの多彩なサービスを、ワンストップ・ソリューションとして提供している。「私たちのモットーは“お客様に顔が見えるサービス”。現在は金融・公共・産業といった幅広い分野のお客様を対象に、お客様との密接なやりとりを通じて、ITシステムに関するトータルなソリューションを提供しています」と執行役員 事業推進部長の横﨑 富美生氏は話す。
本社のある神戸市に自社データセンターを持つ同社では、このデータセンターを基盤としたクラウドサービス「さくらUTOPIA(ユートピア)クラウド」を展開している。ビジネスの変化にあわせて、必要なときに必要な分だけIT基盤を利用できるIaaS型サービスを中核に、既存の業務システムとのシームレスな連携、システムの導入から業務サポートまでを含むトータルな運用支援などをサービスとして提供。その品質の高さで多くの顧客から評価されている。
一方、サービスのさらなる高度化のために、同社はある点に注目していた。事業推進部 リーダの井出 行信氏は次のように話す。「クラウドのメリットはインフラを持たず、利用できること。しかし従来、セキュリティ面についてはお客様自身で管理していただく必要がありました」。今日では、クラウド化が進むにつれ、セキュリティ対策もアウトソースしたいという顧客が増加している。「そのため、より多くのお客様の要件を満たす品質の高さと運用負荷の低さを両立したセキュリティサービスを提供する必要性を感じていたのです」と井出氏は振り返る。
「さくらUTOPIAクラウド secureO」のサービス提供イメージ
過去の実績、サポート対応の品質ブランド力などが選定の決め手に
そこで同社は、さくらUTOPIAクラウドの新たなサービスラインアップとして「さくらUTOPIAクラウド secureO(セキュレオ)(以下、secureO)」の提供を2011年9月30日より開始した。
secureOはトレンドマイクロの「ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス(以下、VBBSS)」と、さくらケーシーエスが提供する24時間365日体制の「コンタクトセンターサービス」を組み合わせたSaaS型セキュリティサービス。「お客様はセキュリティ対策用の管理サーバを持つ必要がなくなるため、コストや運用負荷を削減できます」と横﨑氏は説明する。
VBBSSをsecureOの中核製品に選ぶ決め手となったのは、トレンドマイクロ製品への信頼感だったという。実は、同社は長年にわたりトレンドマイクロ製品をオンプレミスのセキュリティソリューションとして顧客に提案してきた。「これまで約400社・計1万5000ライセンスを販売してきた実績から、製品力には全幅の信頼をおいていました」と横﨑氏は話す。具体的には、VBBSSがアンチウイルス、スパイウェア/フィッシング対策、URLフィルタリングなどの機能を包括的に備えている点から、高品質なセキュリティを必要とする顧客の要望にも十分応えられると判断したという。
また、今回はSaaS型サービスとなるため、運用支援や問い合わせ対応などの際に迅速・的確なサポートをしてくれるベンダーであることも重要だった。「その点、トレンドマイクロはサポート体制が非常に充実しており、安心できました」と事業推進部 リーダの堀江 良和氏は話す。実際、VBBSSの導入に当たっては、トレンドマイクロのエンジニアが同社を訪れて研修会を実施。サービス開始を強力に支援した。
加えて評価したのが、トレンドマイクロのブランド力だ。今回、同社は「Trend Micro Service Provider License(SPL)」を活用した。これはトレンドマイクロが提供する多様なセキュリティ製品を、月額ライセンスで利用できるサービスライセンス。販売に当たっては、トレンドマイクロのサービスをパートナー自身の自社ブランドとして顧客に提供できる「ホワイトラベル」にも対応している。自社ブランドでのサービス展開は、営業が販売しやすくなる以外にも、より幅広い顧客へ提案できるという利点もあった。
「トレンドマイクロの『安心・安全』というイメージを自社サービスに取り込める。このメリットは大きいと考えたのです」(堀江氏)。
管理画面を通じて顧客のセキュリティを管理 的確なサポートでサービス品質を向上
secureOの開始により、同社はオンプレミス/クラウド双方のセキュリティニーズに応えるサービスを揃えたかたちだ。「当社が提案するSaaSサービスやオンプレミスのソリューションを、より一層安心してご利用いただける環境を整えました」と堀江氏は語る。
従来の企業向けウイルス対策製品では、長期出張などで持ち出したPCのセキュリティステータスを確認できない問題があった。VBBSSはクラウド型のため、外出先でも最新のセキュリティ状況を把握できるようになり、高いレベルのセキュリティ管理を維持することができる。また、サービス提供者自身が顧客の管理画面にアクセスできるため、同社のコンタクトセンターが顧客のセキュリティを24時間365日体制で管理できるようになった。「これにより、パターンファイル更新状況、ウイルス検索の履歴といったお客様の状況に応じて一層きめ細かなご提案やサポートを行うことが可能になりました」と井出氏は話す。これは導入前には想定していなかった効果だというが、結果、同社が重視する“顧客に顔が見えるサービス”の質の向上にもつながっているそうだ。
今後、同社では「ServerProtect」「Trend Micro Deep Security」の採用を予定しており、すでに実装に向けた検証を開始しているという。また、スマートフォンやタブレットPCのビジネス利用拡大を見据え「Trend Micro Mobile Security」の採用も検討しているそうだ。「多様化するセキュリティニーズに総合的に対応し、安全・安心なクラウドサービスの拡大を図りたい」と横﨑氏は言う。
今回の導入では、サポートエリアが広く、対応も迅速なトレンドマイクロの製品であれば、導入に際しても不安なく進められることを改めて実感したという。「今後もトレンドマイクロの提案とサポートには大いに期待しています」と最後に横﨑氏は語った。
【導入先プロフィール】
| 名称 | 株式会社さくらケーシーエス |
|---|---|
| 所在地 | 〒135-0042 神戸市中央区播磨町21-1 |
| 設立 | 1969年3月29日 |
| 資本金 | 20億5460万円 |
| 従業員数 | 1139名(平成23年3月31日現在:連結) |
| 事業内容 | ITコンサルティングサービス、システム構築・システム運用管理サービスの提供、システム機器の販売など |
| URL | http://www.kcs.co.jp/ |
株式会社さくらケーシーエス導入事例PDF(2ページ、848KB)

