UIゼンセン同盟 日本介護クラフトユニオン
TREND MICRO Network VirusWall 1200でネットワークウイルスへの対策を強化し個人情報の漏洩、改竄、毀損を防ぐ
UIゼンセン同盟 日本介護クラフトユニオンでは、労働組合で初のプライバシーマーク(Pマーク)取得のため、様々なセキュリティ向上策の一環として TREND MICRO NetworkVirusWall 1200を導入した。高セキュリティ設定のネットワークに、さらに高度なネットワークウイルス対策が実現し、Pマーク認証審査の際にも評価されるポイントとなった。
導入背景
「数万人にのぼる組合員の個人情報を守るため個人情報そのものの扱いを重視したセキュリティを実施することにしました。」
UIゼンセン同盟 日本介護クラフトユニオン(略称、 NCCU)は、介護業界で働く人々のために結成された、日本初の職業別労働組合だ。その組合員は現在、全国で6万人という規模になっている。 NCCUの本部では以前、約10台のPCをクライアントとして利用し、ファイルサーバ代わりにデスクトップPCを使うという環境で業務を行っていた。セキュリティとしては、各ユーザが個別にウイルス対策ソフトを用いているという状況だった。 そこでウイルス対策を一元化するため、TREND MICRO Client/Server Suiteを導入することにした。 NCCU 財務部長 システム部長の山村喜一郎氏は次のように言う。「2003年のことですが、ファイルサーバ代わりのPCでウイルスチェックを行ったところ、100件以上のウイルスが検出されました。そこで、統一の取れたウイルス対策を実行しました」。 システム関連の管理は、財務部長を兼ねた山村氏と、協力会社のスタッフ1名で担当している。「できるだけ管理しやすいものを使おうと考えました。Client/Server Suiteは管理も容易ですね」(山村氏)。
NCCU ではその後、2004年6月にプライバシーマーク(Pマーク)認証の取得を目指すことを決定。組合員数は数万人にのぼっており、その個人情報をきちんと守るべきだという判断からである。「Pマーク取得に向けては、事務作業に使われるサーバとは別に、個人情報保護を目的としたセキュリティ対策を施したシステム環境を新たに構築する必要がありました」と、NCCU 事務局長の陶山浩三氏は話す。
選定ポイント
「ウイルス、特にネットワークウイルスから大切な個人情報を守るためNetwork VirusWall 1200を採用しました。」
NCCUは、2005年9月20日付けでPマーク認証を取得した。 その有効期限は10月5日から、規定通り2年間となっている。 Pマーク取得は、労働組合としては初めてのこと。そのために、NCCUは特にシステム面のセキュリティを重視したと山村氏は言う。「JIPDECの審査では、内部規定だけでなく、システム面も重視されます。そこで、数多くの製品を組み合わせ、高度なセキュリティの実現を目指しました」
まず個人情報を管理する「業務用ネットワーク」と通常の事務作業に用いる「事務用ネットワーク」の2つにネットワークを切り分け、組合員の個人情報を一元化した業務用ネットワークは、通常の事務作業が行われるのとは別の部屋に設置され、物理的にも隔離した。また、アクセスログ監視システムによって個人情報を格納したデータベースなどのアクセスを管理し、暗号化システムを用いてデータの暗号化および持ち出し/印刷制限といった強力なセキュリティを施した。そして、こうした数多くのセキュリティ対策の一環として、ウイルスによる個人情報の漏洩、改竄、毀損などから守るために採用されたのが、TREND MICRO Network VirusWall 1200である。 その最大の理由は、ネットワークウイルスへの対策だ。 NCCU本部と、全国各地の支部との間では、主にメールでの連絡が交わされている。 支部長にはノートPCが配布されており、本部には、そのノートPCが持ち込まれることがある。 つまり、ユーザの気付かぬうちにネットワークウイルスが感染し、本部で蔓延しないとも限らない。また、安定したネットワーク運用が可能なこと、パターンファイルの更新が自動で行われることなども、採用の理由に含まれている。 「Network VirusWall 1200は既存ネットワークに手を入れず導入できますし、管理にも手がかからないので助かります」(山村氏)
運用状況
「Network VirusWall 1200をはじめとするトレンドマイクロのウイルス対策製品はシステム面の対策を厳しく評価するPマーク認証において高い評価を得るためのポイントになったことでしょう。」
NCCUでは少人数の管理体制で効果的なセキュリティを実現する必要がある。そこで、トレンドマイクロ製品に関しても、可能な限り自動的な管理を行っている。 まず、Client/Server Suiteに関しては、事務用ネットワーク側は毎日正午に自動アップデートを行う設定となっている。なお、インターネットに接続していない業務用ネットワーク側では自動アップデートが利用できないため、トレンドマイクロが配布するアップデート用CDを使っている。
なお、ユーザは、ウイルス対策が強化されたことに関して特に意識していないという。「今は、特にユーザからのコメントやクレームがないので良いことだと思っています。画面にアラートが出ても、ウイルス駆除済みというメッセージばかりで、特に私たちが手を出す必要のないケースばかりとなりました 」と山村氏は言う。そして、Network VirusWall 1200に関しても、同じく「何のトラブルもない」運用状況だという。「上位のルータで厳しい設定をしているせいか、ログを見ても何も検出されていないくらいです。ただ、セキュリティ対策は何か起きる前に行うべきですから、この設定で正しいと考えています」(山村氏)
UIゼンセン同盟 日本介護クラフトユニオン本部におけるセキュリティ体制概念図
将来展望
「メールサーバのウイルス対策など今後もさらなるセキュリティ強化を進めるよう検討しています。」
「メールサーバのウイルス対策など今後もさらなるセキュリティ強化を進めるよう検討しています。」 現在、NCCUでは、さらなるセキュリティ強化の取り組みを検討している。 「要望としては、イントラネットのみでClient/Server Suiteのパターンファイル更新を自動的にできるようにしてほしいですね」(山村氏)。また、今回のセキュリティ強化では、メールサーバのウイルス対策も課題となっている。ホスティングサービスを利用しているため、NCCU自身での管理が届かないのだ。「これに関しては、ホスティング業者のウイルス対策サービスを活用するなどして対応していくよう検討しています」(山村氏)。 Pマーク認証においては、PDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルによる継続的なセキュリティマネジメントを求めている。また、定期的に監査が行われる上、有効期限の2年間を過ぎれば再審査を受けなければならない。 NCCUは今後も、Pマーク認証を維持するべく、さらなるセキュリティ強化を進めていくことになる。
BIZ FOCUS
持ち込みPCのうちリスクの高いものだけを隔離するNetwaork VirusWall 1200のセキュリティポリシー強制機能
NCCUでは今後、持ち込みPCの検出手段についての検討を行っていくという。 Network VirusWall 1200には、ネットワークに接続されたPCに対しセキュリティポリシーを強制する機能が備わっており、例えばパターンファイル更新が遅れていたり、あるいはウイルス対策ソフトが導入されていないなどといったセキュリティポリシーに反するPCを隔離し、ネットワーク上のセキュリティリスクを軽減することができる。この機能は、持ち込みPCの検出を目的とした多くの端末認証システムとは異なり持ち込みPCの全てを隔離するものではないが、持ち込みPCの中でもセキュリティ面で大きなリスクとなるものだけを隔離できるため、効果的なセキュリティ向上策と言えるだろう。また、NCCUにとっては、追加投資が不要になるという意味でもメリットがあると言える。
導入企業プロフィール
会社名
UIゼンセン同盟 日本介護クラフトユニオン
設立
2000年2月27日
本社
東京都港区芝2-20-12
代表
会長 河原四良
従業員数
約25名(本部)
事業
介護業界で働く人々のために結成された職業別労働組合


