個人ユーザーの心得
インターネットは便利なツールである反面、恐ろしい脅威がたくさん存在します。ご家庭でインターネットを楽しむ際には、以下のような心構えを持ちましょう。
セキュリティ対策製品を導入しましょう
インターネットにアクセスする際には、必ずセキュリティ対策製品を導入しましょう。最近のウイルスは目立った活動をしませんし、システムのセキュリティホールを利用して自動的に実行されてしまいます。ユーザがどんなに意識して注意していても、ウイルスに出会ってしまえばユーザの努力だけではウイルスの活動を止められません。
セキュリティ対策製品を導入する場合は、ウイルスを検出する機能だけでなく、迷惑メール対策や有害サイトのブロックなど、インターネットアクセスに必要な機能を多数装備している総合対策ソフトをおすすめします。
セキュリティホール(脆弱性)をなくしましょう
セキュリティホールは、OSやソフトウェアに存在しているセキュリティの抜け穴、弱点部分です。悪意のあるユーザは、セキュリティホールを利用して、ウイルスの自動実行やシステムへの侵入を可能にしています。セキュリティ対策製品を使用して、セキュリティホールから侵入したものをブロックすることも可能ですが、セキュリティホールをふさいでしまえば、そもそも侵入することができなくなりますので効率的に対策することができます。セキュリティホールをふさぐためには、修正プログラムを適用する必要があります。OSやソフトウェアのWebサイトなどを利用して、セキュリティや修正プログラムの情報を入手しましょう。OSやソフトウェアの機能として、自動的に修正プログラムを適用してくれる製品もあります。
インターネット上の「ウソ」には気をつけましょう
インターネット上にはたくさんの情報が溢れています。もちろん有益な情報もたくさんありますが、なかには不確定な情報や偽りの情報があるのも事実です。
たとえば、有益なソフトウェアを偽って不正プログラムをダウンロードさせる「トロイの木馬」。本物そっくりのWebサイトを用意し、重要情報を入力させてそれを盗む「フィッシング詐欺」。興味をひく内容のメールを送りウイルスが仕込まれたWebサイトへ誘導する手口が知られています。これらの多くは巧妙に作られており、本物と見分けるのは困難です。
インターネット上で公開されている情報は、むやみに信用したり他人に転送したりすることはせず、あくまでも参考情報にとどめておくことをおすすめします。
あわせて、不正プログラムや不審なサイトをブロックするために、セキュリティ対策製品を使用することをお忘れなく。
不審なメールからさまざまな被害が発生することを意識しましょう
メールが引き金となってウイルスに感染するケースが多数報告されています。かつては、ウイルス自体がメールに添付されていることが多かったのですが、最近はウイルスが仕込まれたWebサイトのURLを記載し、そこへ誘導させる手口が急増中。不審なメールは、何もしないで削除するようにしましょう。
URL自体は文字列であり、メールのウイルスチェックだけではブロックすることができません。迷惑メール対策やWebフィルタリングも備えたセキュリティ対策製品を使うことをおすすめします。
危険なWebサイトが増えていることを意識しましょう
Webを介してウイルスに感染する「Webからの脅威」が急増中。危険なのは“いかにもあやしい”Webサイトだけではありません。検索結果の上位に来るように設定されたものや有名なWebサイトのタイプミスを狙ったもののほか、正規のWebサイトに不正なコードを仕込んでウイルスに感染させる手口もあります。
これらの危険なWebサイトは、見た目で判断するのはきわめて難しいです。セキュリティ対策製品を利用し、危険Webサイトをブロックさせることをおすすめします。
情報の公開には細心の注意を払いましょう
インターネットでだれでも簡単に情報発信ができるようになりました。しかし、情報の公開には十分な注意が必要です。
まず、インターネット上に一度公開した情報は取り消しが効かないことを改めて認識する必要があります。いったん公開された情報は、だれかが印刷したり保存したりしている可能性があります。公開しないほうがよい情報としては、個人が特定できる情報、誹謗中傷があります。
最近は小中学生など、分別のつきにくいお子さまがブログなどで情報を公開することが多くなっています。友だちとの競争心から、過激な情報を載せてしまい、思わぬ事件につながることもあります。お子さまのインターネット利用には、各ご家庭でルールを作り、守らせるようにしましょう。