ウイルス感染被害レポート - 2005年2月度

トレンドマイクロ、ウイルス感染被害マンスリーレポート【2005年2月度】

 トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704、NASDAQ:TMIC 以下 トレンドマイクロ)は、2005年2月度のコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポート(日本国内)をお知らせいたします。

ウイルス感染被害マンスリーレポート 2005年2月度

順位ウイルス名
(通称)
ウイルス種類被害件数先月被害
件数
先月
順位
先月
順位比
【1位】WORM_AGOBOT※(1)
(アゴボット)
ワーム型122件84件【7位】
【2位】TROJ_AGENT※(1)
(エージェント)
トロイの木馬型106147件【1位】
【3位】WORM_RBOT※(1)
(アールボット)
ワーム型102件98件【6位】
【4位】WORM_SDBOT※(1)
(エスディーボット)
ワーム型10155件【圏外】
【5位】TROJ_SMALL※(1)
(スモール)
トロイの木馬型72件126件【3位】
【6位】JAVA_BYTEVER.A※(2)
(バイトバー)
その他62120件【4位】
【7位】WORM_NETSKY※(1)
(ネットスカイ)
ワーム型60106件【5位】
【8位】TROJ_ISTBAR※(1)
(イストバー)
トロイの木馬型5555件【圏外】
【9位】TROJ_DYFUCA※(1)
(ディフカ)
トロイの木馬型34件28件【圏外】
【10位】VBS_REDLOF※(1)
(レッドロフ)
VBScript型32件30件【圏外】

※このランキングは、2005年2月1日から2月28日までに、日本のトレンドマイクロのサポートセンターに寄せられたウイルス被害件数をもとにランク付けを行ったものです。本数値は、2005年3月7日現在の情報に基づき作成されたものです。今後、サポート調査により、件数に変更が生じる可能性があります。
※ 被害件数はウイルス発見のみの数字も含みます。
※(※(1))印のウイルスに関しては亜種をまとめてカウントした件数となります。
※(※(2))印の「JAVA_BYTEVER.A」に関しては、パターンファイル番号546から「JAVA_BYTVERIFY.A」の検出名で対応いたしておりましたが、パターンファイル番号731から「JAVA_BYTEVER.A」に改称いたしましたので、双方の数を集計したものになります。

2月のウイルス傾向 「TrendLabs Japan」ウイルス解析担当者コメント

 今月のウイルス感染被害の総報告数は、2736件と先月(3610件)から大幅に減少しました。上位に「WORM_AGOBOT」、「WORM_RBOT」、「WORM_SDBOT」とBOT系プログラムが3種も入っています。2002年にオリジナルが登場して以来、亜種は多くとも報告が少なかったBOT系の不正プログラムですが昨年末より報告数が増えています。公共機関やセキュリティベンダーの呼びかけやメディアによる多くの報道で、ユーザにBOT系の認知が浸透してきており、その危険性に対し警戒が高まってきたことが大きな要因の一つとして考えられます。
 2005年2月3日に、MSN Messengerを利用して感染を広げる「WORM_BROPIA.F」というウイルスが発見され、トレンドマイクロではイエローアラート(ウイルスの世界的な感染危険度:中)として警告しました。日本国内での感染は少なかったのですが、台湾、韓国、中国を中心に報告が集中しました。「ウイルスはメールの添付ファイルとしてやってくるもの」と思い込んでしまっているユーザには、まさかメッセンジャーでチャットしている際中にウイルスが送り込まれてくるとは思いもよらなかったのかもしれません。このワームは2月中に次々と亜種が登場し、今でも様々な画像のファイルがメッセージと共に送られてきています。これまでもメッセンジャーを悪用したワーム活動を行うウイルスは発見されていましたが、流行したものが少なかったため、多くのユーザにとってあまり警戒する対象となっていません。ツールやサービスが普及するとそれを悪用する人物が現われるのは現実でもインターネットの世界でも変らないようです。

新種ウイルス情報

■「WORM_BROPIA.F」(ブロピア)
 MSN Messengerの添付ファイルとしてコンピュータに侵入します。ユーザが添付ファイルを実行すると“ビキニの日焼け跡の模様が付いた丸焼きチキン”のJPEG画像ファイルが画面に表示されます。画像表示の裏でワームはシステムに常駐し、自身のコピーを作成します。ワームは MSN Messenger を利用して自身のコピーを添付したメッセージを、現在オンライン中の、もしくは送信が可能なコンタクト先全員にこのワームメッセージを送信していきます。
・「WORM_BROPIA.F」 詳細情報:
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM_BROPIA.F

●ウイルス対策Web
以下URLにイラストでわかりやすくウイルスを解説するページをご用意しています。
http://jp.trendmicro.com/jp/threat/solutions/index.html

※TRENDMICRO、Trend Labsはトレンドマイクロ株式会社の登録商標です。
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