ウイルス感染被害レポート - 2006年4月度

トレンドマイクロ、ウイルス感染被害マンスリーレポート【2006年4月度】

 トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704、NASDAQ:TMIC 以下 トレンドマイクロ)は、2006年4月度のコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポート(日本国内)をお知らせいたします。

ウイルス感染被害マンスリーレポート 2006年4月度

順位 ウイルス名
(通称)
ウイルス種類 被害件数 先月被害
件数
先月
順位
先月
順位比
【1位】 SPYW_GATOR※(1)
(ゲーター)
スパイウェア 333件 256件 【1位】
【2位】 ADW_NDOTNET.O
(エヌドットネット)
アドウェア 179件 86件 【圏外】
【3位】 WORM_RBOT※(1)
(アールボット)
ワーム型 77件 85件 【2位】
【4位】 ADW_SHOPNAV※(1)
(ショップナブ)
アドウェア 72件 85件 【2位】
【5位】 TROJ_RANKY※(1)
(ランキー)
トロイの木馬 45件 - 【NEW】
【6位】 ADW_HOTBAR.H
(ホットバー)
アドウェア 39件 19件 【圏外】
【7位】 BKDR_HUPIGON.GEN
(パピゴン)
バックドア 36件 0件 【圏外】
【8位】 ADW_WEBSEARCH※(1)
(ウェブサーチ)
アドウェア 34件 59件 【6位】
【9位】 ADW_CMDDSKTOP.A
(シーエムディーデスクトップ)
アドウェア 33件 25件 【10位】
【10位】 JAVA_BYTEVER※(2)
(バイトバー)
その他 31件 48件 【8位】

※このランキングは、2006年4月1日から4月30日までに、日本のトレンドマイクロのサポートセンターに寄せられたウイルス被害件数をもとにランク付けを行ったものです。本数値は、2006年5月8日現在の情報に基づき作成されたものです。今後、サポート調査により、件数に変更が生じる可能性があります。
※ 被害件数はウイルス発見のみの数字も含みます。
※(※(1))印のウイルスに関しては亜種をまとめてカウントした件数となります。
※(※(2))印の「JAVA_BYTEVER.A」に関しては、パターンファイル番号1.546.00から「JAVA_BYTVERIFY.A」の検出名で対応いたしておりましたが、パターンファイル番号1.731.00から「JAVA_BYTEVER.A」に改称いたしましたので、双方の数を集計したものになります。

4月のウイルス傾向 「TrendLabs Japan」ウイルス解析担当者コメント

 今月のウイルス感染被害の総報告数は、7039件と先月(6993件)からほとんど変わりはありません。全体の傾向にも大きな変化はなく、主にスパイウェアやアドウェアに報告が集まっています。2位の「ADW_NDOTNET.O」は、ポップアップ広告を表示するアドウェアです。その他のアドウェアと同様に、インターネット上でフリーソフトをダウンロードする際や、Webサイトの閲覧時に使用許諾契約書を表示した上で、インストールされます。また、このアドウェアの製造元が提供するWebサイトに勝手にリダイレクトする機能も持っており、これを不審に思ったユーザからの問合せが多く集まりました。
 この4月にも「Winny」を悪用するウイルスが多数の報道で注目されていましたが、その後継と言われるP2Pファイル共有ソフト「Share(シャレ)」を悪用するウイルス「WORM_ANTINNY.BJ」が登場しました。このウイルスは、「Winny」と「Share」双方で感染を広げることが可能で、感染コンピュータ内のファイルを共有ネットワーク上にアップロードしてしまう情報漏えい活動を行います。実は、「Share」のファイル共有の仕組みを使う初めてのウイルスは本年1月に発見された「WORM_ANTINNY.AW」というウイルスです。感染したコンピュータで「Winny」や「Share」を使用するとファイル名にドクロマークが表示されることから、インターネット掲示板上では「ドクロウイルス」と呼ばれていたようです。「Share」を悪用するウイルスが今後増加してくることが懸念されますが、必ずしもファイル共有ソフトだけに注意していれば安全ということではなく、あるソフトウェアやツールがポピュラーになり、ユーザが増えるほどウイルスに狙われやすくなるという傾向は、コンピュータウイルスが登場した20年以上前から変わりありません。残念なことではありますが、ネットワークを利用する際には、どこかで悪意のあるユーザとつながっているかもしれない、ということを意識しなくてはならないのではないでしょうか。

新種ウイルス情報

■「WORM_ANTINNY.BJ」(アンティニー)
 このワームは、P2Pアプリケーションである「Winny」、および「Share」を利用して感染活動を行います。実行されると、エラーメッセージを装った「無効なポインタ操作」という日本語のダイアログを表示します。ワームは、自身のコピーおよび複数の文書ファイルを圧縮したファイルを作成し、「Winny」や「Share」を通じて他のユーザと共有します。
・「WORM_ANTINNY.BJ」 詳細情報:
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM_ANTINNY.BJ
● トレンドマイクロウイルス情報はこちら
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/

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