~正規Webサイトの改ざんによる攻撃が日本でも発生~
トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704 以下 トレンドマイクロ)は、2007年7月度のコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポート(日本国内)をお知らせいたします。
ウイルス感染被害マンスリーレポート 2007年7月度
※このランキングは、2007年7月1日から7月31日までに、日本のトレンドマイクロのサポートセンターに寄せられたウイルス被害件数をもとにランク付けを行ったものです。本数値は、2007年8月6日現在の情報に基づき作成されたものです。今後、サポート調査により、件数に変更が生じる可能性があります。
※被害件数はウイルス発見のみの数字も含みます。
※(※①)印のウイルスに関しては亜種をまとめてカウントした件数となります。
7月のウイルス傾向 トレンドマイクロ ウイルス解析担当者コメント
7月のウイルス感染被害の総報告数は、6月(4799件)に続き3ヶ月連続の減少となる4445件でした。また、ランキング1位のウイルスの感染報告数が3ヶ月連続で100件未満であり、数多くのウイルスに被害が分散している傾向も継続しています。
6月はイタリアを中心にヨーロッパ地域において大規模なWeb経由の攻撃が確認されましたが、7月は日本国内においても同様の事例が確認されました。無料ホームページ作成サービスや金融情報提供サービスなど複数の正規のWebサイトが改ざんされ、9位の「TSPY_LINEAGE(リネージュ)」を別の悪意のWebサイトから自動的にダウンロードするコードが埋め込まれました。この不正プログラムは、感染したPCがオンラインゲーム「リネージュ」のWebサイトにアクセスした場合に、キーロガー機能によりIDやパスワードなどの情報を不正に取得し、ゲーム内で利用されるアイテムや通貨を詐取することを目的としています。これらのアイテムや通貨が現金に換金されている背景から、不正アクセスによって得たアイテムや通貨の売買を通じて金銭的な利得を狙う利益追求型のウイルス作者像が伺えます。
今回の事例は、いずれもダウンロードさせる不正プログラムは単体で、かつ特定のオンラインゲームを標的にしていたものでしたが、今後は日本国内においてもイタリアで発生した事例のように、複数の不正プログラムを連鎖的にダウンロードさせる「シーケンシャル攻撃」の頻発が予想されます。URL情報をベースにした対策やWebサイトの安全性を評価するツールの活用をはじめ、最新のセキュリティ情報には常にご注意ください。
新種ウイルス情報
■「TROJ_BANLOAD.CGL」(バンロード)
この不正プログラムは、7月17日にブラジルで発生した飛行機事故の直後に事故の情報を装ったメールによって感染を拡大しました。メール中に記載されているURLをクリックさせることによってWebサイトを経由して感染させ、他の不正プログラムを連鎖的にダウンロードさせていく「Webからの脅威」の一例です。
・「TROJ_BANLOAD.CGL」詳細情報:
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=TROJ_BANLOAD.CGL
トレンドマイクロ ウイルス情報
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/
●トレンド フレックス セキュリティ
無償でウイルスやスパイウェアを検出・削除できるオンラインスキャンを提供しています。
http://www.trendflexsecurity.jp/
●Webからの脅威
Webからの脅威の概要や実例、弊社の取組みに関して紹介しています。
http://www.trendmicro.co.jp/web-threats/
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