Winnyによる情報漏えい対策
情報漏えい事件が多発しています
ファイル交換ソフトWinny(ウィニー)を悪用したウイルス(ANTINNY:アンティニーなど)による情報漏えい事件が多発しています。
ANTINNYは2003年に登場したウイルスですが、2008年現在でもANTINNYをはじめとするWinny悪用ウイルスが原因と思われる情報漏えい事件の報道があとを経ちません。なかには国家機密情報やクレジットカード番号を含む個人情報の流出も報告されています。
一度流出した情報は、そのすべてを回収することは不可能です。Winnyを使っている、過去に使っていたという場合は、ウイルスに感染している可能性があります。今すぐ「Winny悪用ウイルス駆除ツール」でウイルスチェックすることをおすすめします。
「Winny悪用ウイルス駆除ツール」で今すぐチェック(無料)
ウイルスが見つかりいったん駆除しても、そのままでは再感染の危険がきわめて高いです。
また、今回見つからなかった方も、今後の感染を防ぐために今すぐ「ウイルスバスター」などのセキュリティ対策製品の導入をおすすめします。
Winny悪用ウイルスについて
Winnyとは
Winny(ウィニー)はP2P技術(※)を用いた日本製のファイル交換ソフトウェアです。
Winnyのプログラム自体は違法ではありませんが、Winnyユーザで構成されるネットワークには、配布が認められていない商用アプリケーションプログラムや、映画を撮影した動画や音楽データ、個人情報や画像などがファイル共有されています。
これらのファイルはWinnyを使うと誰でも入手可能な状態になっているため、著作権侵害行為(著作権法違反)が問題になっています。
※不特定多数のコンピュータがネットワークで通信し合いそれぞれの持つデータや情報をやり取りする仕組み
Winnyを悪用するウイルス(ANTINNY:アンティニーなど)
Winny悪用ウイルスは、Winnyネットワーク内に、ファイル名や拡張子を偽装し、興味を引きやすい名前のファイルとして存在します。
興味を持った人が、そのファイル(実はウイルス)をダウンロードすることで感染します。
感染すると、Winny利用者のコンピュータ内に保管された、利用者が意図しないファイルまでWinnyネットワーク内にアップロードされます。
その結果、機密情報などが他のWinny利用者から丸見えの状態になるのです。
いったん漏えいした情報ファイルは、さまざまなコンピュータ上に保存されているために削除したり取り消したりすることは不可能です。
Winny悪用ウイルスはANTINNYだけでなく、複数存在します。
また、同様のP2P技術を使ったファイル交換ソフト「Share」に感染するウイルスも確認されています。
ANTINNYの情報漏えい活動
ANTINNYの主な活動は以下の通りです。
- 感染コンピュータのデスクトップ画像を記録します
- ユーザ名、組織名、メールアドレスなどの個人情報を収集します
- コンピュータ上のファイル情報を収集します
- 1.2.3で収集した情報をアップロードフォルダへ圧縮し格納します
- ウイルスのコピーをWinny利用者がダウンロードの検索キーワードに使いそうなファイル名で作成し、アップロードフォルダへ格納します
- 4と5で作成されたファイルをWinnyの機能によって複数のコンピュータで構成されるインターネット上へアップロードし、数十万台のコンピュータにファイル共有させます
Winnyを利用するリスク
Winnyを利用することは下記のリスクがあることを念頭に置き、その上で必要と判断した場合に限り使用するようにしてください。
業務用のコンピュータなど、流出してはならない情報が保管されたコンピュータでの使用は厳禁です。
- 複製権や頒布権のないファイルを交換することにより著作権侵害に問われる可能性
- ウイルス感染によってコンピュータ内の情報が漏えいする危険性
Winny悪用ウイルスの被害に遭わないために
Winny悪用ウイルスの被害に遭わないためには、下記を心がけてください。
企業のシステム管理者
- 社内のセキュリティポリシーとして、Winnyの利用を禁止する
Winny利用者
- Winnyを利用しているコンピュータに、仕事のファイルを持ち込まない
- 著作権を侵害するファイルを保存・共有しない
- Winnyが入っているコンピュータでは会社の仕事をしない
- ゴミ箱や履歴データを消す
- ファイルの拡張子を表示するようにする(フォルダの表示オプションの設定)
事件・参考
連日、多くの情報漏えい事件が報道されています。その中の一部をご紹介します。
情報提供:インターネット・セキュリティ・ナレッジ
- Winnyで「百貨店顧客名簿」「関空設計資料」が流出(2008年3月)
- Winnyで農協組合員の個人情報が流出(2008年3月)
- Winnyで「携帯電話顧客情報」「病院患者情報」「広告主情報」が流出(2007年11月)
- WinnyやShareで「職員名簿」「市民情報」「生命保険顧客情報」が流出(2007年10月)
- Winnyで「警察捜査資料」「顧客情報」が流出(2007年9月)
- Winnyでクレジットカード番号を含む顧客情報が流出(2007年9月)
- Shareで病院の会計情報や職員情報が流出(2007年9月)
- Winnyで退職した社員が持ち出した41,000件以上の個人情報が流出(2007年9月)
- Winnyで「国土交通省の行政情報」「患者情報」が流出(2007年7月)





